「精神疾患への偏見」は、患者への中傷や、相談・受診控えの問題を引き起こしている。この対策として、行政レベルで啓発教育が進められているが、未だ精神疾患の発症年齢である10代前後へのアプローチは不足している状況である。
本研究では、低年齢層にとって適切な啓発のデザイン要件を検討した上で、「罹患時に、適切な援助を求める行動」を促すためのロールプレイングゲームを制作した。架空の相談事例を用いた本ゲームは、相談のハードルを低下させる効果があったことから、専門家による精神疾患の知識の伝達に依存しない新たな啓発ツールとなることが期待できる。