My color chart

W59×H86mm カード23枚
色見本帖
文学部 メディア表現学科 デザイン・アート研究ゼミ
My color chart
My color chart
My color chart

本研究は、「実体のないものを色で可視化する」ってどういうこと?という問いから出発し、色のメディア的機能について考察しました。私たちは日常生活の中で、感情や価値観、社会的役割などを無意識のうちに色と結びつけて認識しており、色は情報や感覚を伝達する手段として機能しています。色彩論や文化史からも、色がその時代や人々の心理を反映するメディアであることが確認できます。本作品は自分の色をテーマに、0歳時から22歳までの各年齢を象徴する23色を選定し、色見本帖《My color chart》として製本した。その年齢の記憶や感情、風景やエピソードを細かく正直に書き出し、その記憶から連想される言葉や色彩を出してゆき、それぞれの色に名前(色名)をつけてゆく。例えば12番「おひさまエール」。12歳は特に、創作活動をいつも応援してくれた​友人の存在が大きな支えになっていて、太陽のような明るい色調を指しています。
このように、本作を通して、色が個人の内面や時間の記憶を可視化し、他者と共有可能なかたちへ変換するメディアである可能性を示すことができたといえます。