「木の子」が森を救う!? キノ孝行プロジェクト ─キノコが主役のボードゲーム「マイコリザ」の開発─

安部依織/デザイン学部 デザイン学科
「木の子」が森を救う!? キノ孝行プロジェクト ─キノコが主役のボードゲーム「マイコリザ」の開発─
「木の子」が森を救う!? キノ孝行プロジェクト ─キノコが主役のボードゲーム「マイコリザ」の開発─
「木の子」が森を救う!? キノ孝行プロジェクト ─キノコが主役のボードゲーム「マイコリザ」の開発─
「木の子」が森を救う!? キノ孝行プロジェクト ─キノコが主役のボードゲーム「マイコリザ」の開発─

本研究は、キノコや森林生態系に関心が薄い10~20代を対象に、ボードゲームという遊びを通じて「菌根菌(きんこんきん)」の役割や自然の循環を学べるツールの開発を目的としています。

森林再生が地球温暖化対策として注目される中、樹木と共生して森林を支える菌根菌の重要性は高まっています。しかし、学生を対象としたアンケート調査では、キノコの生態に関する理解不足から「見た目が怖い」といった否定的な印象を持つ層も確認されました。そこで、学習への心理的障壁を下げ、自然にキノコを好きになってもらう入口として、運と戦略のバランスに優れた「ドイツゲーム」の形式を採用しました。

開発された「マイコリザ」は、プレイヤーが森の管理者となり、若木の周囲にキノコを配置して「菌根ネットワーク」を広げ、樹木の成長を競うゲームです。ルールには「樹種とキノコの相性」といった生態学的要素に加え、「明星SATOYAMAプロジェクト」での活動から得た地域固有の知見も反映されています。このゲームを通じて、キノコが単なる食材ではなく、森林の再生力を支える不可欠なパートナーであることを体感的に伝えます。

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