避難所生活を余儀なくされた人々が、自分たちで安心して生活できる快適な「避難所空間」を見出していくための方法を提案した。
具体的には、関係者間での話し合いの際に活用する、壁や家具をパーツ化した1/100スケールの立体模型と、そこでの検討結果を踏まえて段階的に空間を組み替えることができるユニットを構想した。
これにより、たとえば発災直後の初期段階では、アルミパイプや布を用いた簡易的な構成により、迅速な設営と最低限の居住性およびプライバシーの確保を目指す。中期段階では、間仕切りや家具配置を調整し、共有スペースを設けることで居場所の多様化を図る。後期段階では、断熱性の向上や家具配置の工夫により生活の質を高めるとともに、生活再建に向けた相談機能を備えた空間を整える。被災者参加型の空間構成を実現する仕組みの提案である。