一人暮らしを始めたばかりの学生をメインターゲットに、一人暮らしのイメージを膨らませ、その後の生活を少しでも豊かに、充実させられる体験価値を与えられるような小冊子を作成した。
リアルな日常の様子を断片的に表現するための手法として、トレーシングペーパーを用いたコラージュに着目した。写真と思考の断片をプリントしたトレーシングペーパーを積層させることで、日常の一場面で何を考えてどう行動しているのかを、想像の余地を残しながら表現することが可能である。また、小冊子という媒体は、手軽でありながら、めくる・覗くというようなインタラクティブ要素によって没入感が生まれる。
これらを掛け合わせることで、読み手は学生のリアルな一人暮らしをその人に乗り移って追体験している感覚で見進めることができる。そして読み終わる頃には「人それぞれ色々な生活があって面白い」「自分だったらこういう生活になるだろうな」というようにイメージをどんどん膨らませられるだろうと考えた。