多様な情報と価値観が交差する現代社会において、個人が抱える微かな違和感やストレスは、「よくあること」として見過ごされやすく、明確な問題として認識されにくい。本制作では、こうした曖昧で軽視されがちな感情に対し、3DCGによる立体造形を通したアプローチを試みた。
問題を言葉で説明するのではなく、9体のイメージキャラクターとして視覚化し、触れられる立体作品として提示することで、鑑賞者が自身の感情や記憶と重ね合わせるきっかけを生み出したいと考えた。作品を「気づきの装置」として機能させ、日常に埋もれた違和感や問題を見つめ直す入口となることを目的としている。
キャラクターは「どこにでもいそうな若者」が、以下に示す9つの異なる「問題」によって普通ではなくなった存在として表現される。
A-1 エナジードリンク飲みすぎ問題
A-2 無気力問題
A-3 やる気スイッチ探してる問題
B-1 本音が言えない問題
B-2 なんでも肯定問題
B-3 普通の押し付け問題
C-1 加工当たり前問題
C-2 スマホ依存問題
C-3 多趣味な人多い問題