仙台銀座商店街をフィールドに、そこを通行する20~30代の若者と仙台銀座商店街の関係者の両方をターゲットとして、グラフィティを手掛かりとしたビジュアルデザインを制作した。また、それを通したポイ捨ての抑制と空間への関心喚起を図った。
商店街の1店舗であるビューティーサロンのシャッターに対しては、若い世代に向けたグラフィティ要素を取り入れたアートを施した。画材にはスプレーを使用し、直感的に「かっこいい、かわいい」と感じられる表現を重視し、場所性を強調するためあえて漢字を用いて仙台銀座に根差した意味を持たせた。
メインとなるロゴは、同商店街がこれからも燃え上がるように、盛り上がるように発展していって欲しいといった思いを込め、炎をモチーフにデザインした。ポイ捨ての多い側溝に対しては、商店街を象徴するデザインとして、仙台銀座の歴史から発想した「着物の帯」を想起させる模様をステンシルで表現した。
本制作を通して、グラフィティアートが地域と人をつなぐ表現技法の一つとなり得る可能性を示した。