身近なものや出来事に与えられた価値・常識・パブリックイメージに着目し、制作を通して既存の視点からの脱却を試みてきた。
私にとって作品を作るという行為は子どものいたずらや悪知恵のようなもので、プールを休むために母親のサインを偽造したり、膝に傷の絵を描いて大人を心配させたり、計算ドリルの答えを写したことがバレないようにわざと間違えていた子ども時代の延長線上に存在している。モチーフが持つ要素を抜き出し繋ぎ合わせていく過程で、ただのいたずらが新しい意味を持って別の視点に到達することがある。この3つの展示物は遊びの形跡を記録したものである。