自分が子どもだった頃、どんな場所で過ごす時間が好きだっただろう。自分が子どもを持った時、親子でどんな場所に訪れたいと思うだろう。我が子を取り巻く環境として、どんな場所を望むだろう。と、日頃保育士として子育てをサポートする中で、その人の身になって考える場面が多々あります。こうありたい、こうあるべきと願っても、私たち保育士は、決められた建物や園庭でしか保育をすることができないことに、葛藤することもあります。そんな保育士としての私のフラストレーションが、建築デザインを学ぶ原動力でした。子どもと、子どもに関わる全ての人の「実りある心豊かな暮らし」を願い、福祉の範疇を超えた特別な子育て支援施設を計画しました。