リズム、調和、強弱など「意匠と音楽における美的概念は重複する」という気付きから、愛するクラシックの視覚化に挑んだものである。楽理を色彩構成へ変換した理論を基に、鍵盤楽器の仕組みに近いオリジナル装置を使って、楽譜の主旋律通りに音符を色水として落としていく。曲が終わった(垂らし終わった)時にできた水面の文様がその楽曲の視覚化となる。
1.色彩…①テンポ→彩度②長調/短調→明度③演奏表現指示(強弱)→色の心理効果
この3要素を色彩心理と照らし合わせ、PCCSトーンと並べ曲がどこのトーンに属するかを判断します。ドレミは共感覚者の平均色を使用します。
例:ハ長調→ドを基調とする明るい曲調=ハ+長調 等、曲調に合わせトーンを共感覚のドレミの色でドミナントトーンを1オクターブ分制作します。
2.水量…4拍を4ml、2拍2ml、1拍1ml、0.5拍を0.5ml、0.25拍0.25ml、と決め(休符も準ずる)、1/6程度の速度に調整した音楽を流しながら、楽譜の主旋律通りに色水を垂らします。
3.完成…楽曲が終わった瞬間を写真におさめ、それをアクリルへ印刷し、有機的な文様を音楽の視覚化としています。