不安障がいやパニック障がいをもつ人は、人混みに限らず移動時など日常生活の中で突発的に不安に見舞われることがある。そこで「今この瞬間の不安」を軽減するためのデザイン要素を明らかにすることを目的としてツールを制作した。プロトタイプ制作とアンケートのフィードバックから、手の触感から、柔らかさの段階(ストラップ型)、抱擁感(ポーチ型・服飾型)、ぬくもり(ポーチ型・服飾型)によって自律神経を穏やかに整えることが可能であることが明らかになった。また、日常に溶け込むデザインに寄せた3種類のツールの評価から、心理的ハードルやスティグマを軽減し、自然に自分を守れる「携帯できる安心空間」となることも示唆された。