『心鏡』は、朝と夕方という一日の節目に使用する、子ども向け感情可視化インタフェースである。カメラから取得した表情をもとに感情を推定し、その状態を色として画面に表示することで、子どもが言葉に頼らず自分の感情と向き合うきっかけをつくる。タブレットPCを玄関扉に設置することで、日常の中に自然に体験を組み込んだ。夕方に表示された色は「きろくカード」に残し、感情の変化を蓄積・可視化する。これにより、子ども自身が感情の傾向に気づくと同時に、親も色の変化を通して子どもの状態を感じ取ることができる。本作品は、感情を評価せずに気づきと共有を促す、新しい感情教育と親子コミュニケーションの可能性を提案する。