単に椅子としてだけではなく椅子を使う前後の場面にもコミュニケーションが発生し、椅子の利用に対する思い入れが深まることを目指し、“大きな球を一緒に転がし二人のお気に入りの場所を探す” “それを分け合うと椅子が現れそこが二人の憩いの空間になる” “利用を終え、閉じると利用した場所と一体となり一つの風景として印象に残る”という一連の体験を引き起こすような椅子を制作しました。
特に閉じるという動作によってその球の中に二人の中で流れていた空気感を閉じ込められたように感じさせると考え、その椅子とその場所が一体となって風景としても印象的に記憶に残しその場所での体験が二人にとって大切なものにすることを企図しました。