まばゆい光

インクジェット
五十嵐 愛美/芸術学部 写真学科
まばゆい光
まばゆい光

「目の前にあった透明なフィルターをレンズ前にかざして撮影をしてみると、フィルターをかけることにより物の境界や生々しさをぼかすことができることに気付いた。目の前の光はより強調され、それが私にとって、記憶めいたものや、夢を見ているような気持ちにさせる。しかし、実際そこに何かがあるわけでも、記憶や夢を写し出しているわけでもなかった。そこに写るものは、目を見張るほど強調された光が、現実そのものを鮮やかに際立たせていることだけだった。 空間を満たす輝きが、日常の風景や目の前で起きる出来事を非現実的な美しさへと変えていく。普段とは違った見方をすることで現実から違う場所へ連れて行かれたように感じられるのだ。私は当たり前の日常を塗り替えてくれるような感覚が好きで、シャッターを切る。それらの写真はまるで魔法をかけたかのように、見慣れた景色の中でも新しい視点でみる景色に出会うことができ、私の世界観を広げてくれる。」

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