本作は、「人の心に潜む欲望」に焦点を当てたダークファンタジーです。全ての願いが叶う瞬間、人は目先の欲望しか見えなくなり、やがて闇に飲まれていく――そんな人間の心理を描いています。シリアスな展開を重視し、視聴者が没入できるようにしたことが工夫した点です。CGの技術で視覚的・精神的な緊張感を高め、視聴者に圧倒的なインパクトを与えることを目指しました。着想の一つとなったのが、マリーナ・アブラモヴィッチの「リズム0」です。この作品は、行動の制約がなくなると人は倫理観を失い、破壊的になる可能性を示しました。同様に本作でも、人間が欲望に溺れ、制御不能に陥る様子を描いています。また、日本のことわざ「私利私欲」と「因果応報」の要素も取り入れました。自らの利益を優先した主人公が、最終的にその報いを受けるという展開を構築し、教訓的な要素を織り込んでいます。VFXの技術とストーリー性を融合した作品になっています。