本研究では、口頭で伝えることが難しい呼吸器疾患の苦しさや原因を説明するために、必要なデザイン要素を明らかにすることを目的とし、呼吸器疾患への理解を促すための可視化ツールを制作した。本ツールは、言語情報に頼ることなく、横隔膜部分の操作によってもたらされる呼吸器パーツの動きから、ユーザに呼吸器疾患の苦しさや不快感を伝えることができるツールである。使用方法は、ユーザに興味のある呼吸器疾患を選択してもらい、ツールの内部に選んだ呼吸器パーツをセットする。空気の漏れがないことを確認した後、横隔膜部分にあるツマミを押し込んだり引っ張ることで、再現された呼吸器の動きを体験することができる。