マグカップ(Mug)は, ハンドル形状によっては落下リスクや指に痛みを伴う.一方で多くのMugでハンドル形状がほぼ同じであるため, 本研究では持ちやすいMugの提案を目的にハンドル形状の違いと持ちやすさの関係分析をおこなった.既製品で最も持ちやすいMugと新たに提案した3つのMugを用いて利用時の筋電位の獲得と官能評価をおこなった.結果, ハンドルの内側に90度の角があるMug2が最も持ちやすいと評価され,さらに長母指屈筋の筋電位と官能評価で92%の強い相関が示唆された.一方で統計学的分析では既製品と提案物で有意がなかったため,長母指屈筋の筋電位に着目した新たなハンドル形状の提案をおこなう.