方言は方言札などの標準語政策によって方言忌避が強まり、これによって方言に対するステレオタイプや本来存在しない方言話者へのマイナスイメージが発生している。この問題を解決するため、インタラクティブなゲーム形式のステレオタイプ軽減ツールを開発した。ツールでは、実際の会話データに基づいた自然な方言表現を用い、ユーザーの方言理解度と印象の変化を定量的に測定する。大阪方言を扱う理由は、方言意識が高く、他地域との交流でも方言使用率が最も高いためである。従来の方言保存の取り組みは地域限定的であったが、本ツールは場所を問わず利用することが可能で、疑似的な方言会話体験を提供する。