かくこととつくることのあいだ

木板、紙
古瀬彩香/大学院美術研究科 デザイン専攻 第7研究室 Design Experience
かくこととつくることのあいだ
かくこととつくることのあいだ
かくこととつくることのあいだ

現代におけるスケッチとは、社会課題の解決や製品開発の効率化などを目的とした「可視化」として発展してきました。しかし、与えられた課題を前提とする構造は、デザイン本来の「新しい概念を生み出す力」を見えにくくしています。そこで本研究では、デザインを問題解決の手段ではなく、まだ言葉になっていない問いを発見し、形として提示する思考法として捉え直しました。
この作品では私自身の無意識的スケッチを起点に、その線や形を木板へ切り出し、組み合わせ、再構成するプロセスを体験できます。
これにより、思考の断片が形へと立ち上がる過程を可視化することができます。
展示会では、訪れてくださった方々に製作したキットをワークショップ形式で体験していただきました。また、実際に生まれた形をポスターとして壁に貼り出し、私が使っているシーンを映像として展開しました。

作者受賞歴
2026年:第74回 東京藝術大学 卒業・修了作品展 デザイン賞