Unit pallet

福川翔/芸術学部 デザイン学科 空間プロダクトデザイン領域
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「パレットを構成の単位とし、そこから展開する什器の提案」プラスチックパレットを完成された既製材ではなく、空間を構成する最小の単位として捉えた。既製材の確立された寸法と十分な耐久性はルールを与えることで、ヒトが使うのに適したユニットになると考えた。積層やパーツとの接続といった簡単な操作をルールとしデザインの主題とした。組み上げられたユニットは、人が座る・寄りかかるといった行為と自然と対応し、什器としてのスケールを獲得した。パーツはパレットを加工することなく接続。そのため、組み替えや分解しての運搬、収納を可能にした。また、ロープやベルトを使った接続は既製材の構成に新たな価値を与えた。特にスツールに施したロープによる編み込みは、クッションとしての構造的役割を担うと同時に、既製材に視覚的な柔らかさを与え、工業製品に手工芸的な価値を付加した。実際作業を行い、工業製品でありながら、時間をかけて編み込むという工程が、ヒトが使うモノになっていく過程を体感しているようだった。

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